トライアスロンとは?オリンピック・アイアンマンの距離について解説

ロードバイク写真

トライアスロンという言葉をほとんど聞く機会はないと思います。

そしてトライアスロンをやっている人に出会う事がないので遠い存在になっていると思います。

なんとなく水泳と自転車とマラソンを一緒にやる過酷なスポーツというくらいの認識ではないでしょうか。

僕も始めた時は当然何もわからないし階級がある事も知りませんでした。

ただ何となく誘われたから始めただけで、このスポーツをやるぞ!っと言った意気込みもありませんでした。

しかしそんな人間でもハマってしまうくらいトライアスロンには魅力がいっぱいあります。

今年は東京オリンピックがあるので多少はメディアで取り上げられると思うのでご紹介をしていきたいと思います。

トライアスロン、アイアンマンどれがどの距離かわかりにくいので、他のレースも合わせてまとめていきます。

トライアスロンとは?

水泳、自転車、マラソンの順番に続けて競技を行う耐久レースになります。

始まりは1974年9月25日にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴで開催されており、意外と新しく出来たスポーツです。

日本での初開催は1981年に鳥取県の皆生温泉旅館組合が企画をしており、

その後は1985年に宮古島でも開催されてからは日本でのトライアスロンブームが広がり始めました。

どちらの大会も今でも根強い人気があり抽選になってしまうほどです。

トライアスロンには階級があり1時間を切る短い距離のレースから制限時間が17時間に及ぶ壮絶な距離のレースといくつか存在します。

僕が出場をした事があるレースはオリンピックディスタンス(51.5km)、アイアンマン70.3(113km)になります。

真夏の炎天下の中レースを行うので過酷ではありますが、レース、魅力ついてご説明をしていきます。

トライアスロンの距離

  • スーパースプリント  スイム0.4km、バイク10km、ラン2.5km
  • スプリントディスタンス  スイム0.75km、バイク20km、ラン5km
  • オリンピックディスタンス  スイム1.5km、バイク40km、ラン10km
  • ミドルディスタンス(アイアンマン70.3)  スイム2.5km、バイク80km、ラン20km (スイム1.9km、バイク90km、ラン20.0975km)
  • ロングディスタンス  スイム4km、バイク120km、ラン30km
  • アイアンマンディスタンス  スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km

上記が主なレースになります。

それではこれらのレースの魅力についてご紹介をしていきます。

スーパースプリント / スプリントディスタンス

このレースは距離が短いので30分~1時間くらいで走り終える事が出来ます。

挑戦したいけれども、少し不安という方におススメです。

僕はこの距離は出た事がなく観戦だけですが、競技時間が短いので選手の皆さんは全力のスピードで全てを出し切って挑みます。

特にバイクのパートは凄いスピードで目の前を一瞬でいなくなり、抜きつ抜かれつでとても迫力があり見ていてとても楽しいレースでした。

オリンピックディスタンス

オリンピックの競技にも採用されている一番ポピュラーな距離のレースです。

大体の方がこの距離から始められて、僕も初レースはオリンピックディスタンスでした。

僕は初レースでスイムが最下位で泳いでも泳いでも前に進まず、何回も休憩をしては途中で棄権しようかと思った記憶があります。

一番辛かった思いをしたレースですが、自分の事を知らなくても応援をしてくれる人が沢山いたおかげで何とか完走する事が出来ました。

何回か出場をしていると少し物足りなくなる距離だと思います。

ミドルディスタンス(アイアンマン70.3)

僕が出場したのはアイアンマン70.3になります。

70.3というのはマイルでの距離を表しています。

最長距離のアイアンマン(225km)の半分で世界大会なので規模も大きく年代別で一定の記録を出すと、ハワイのコナで行われる世界選手権やその他の招待レースに参加する権利がもらえます。

日本では愛知県の常滑のみ開催されていてアイアンマンの称号とメダルが欲しくて出場をしました。

少し頑張れば完走できると思うのでオリンピックディスタンスに慣れたがロングは無理という方にはちょうどいい距離だと思います。

どのレースもですが大会運営とは別にボランティアの方が交通誘導、休憩所、その他会場運営を手伝ってくれており人の温かみを感じる事が出来ます。

僕はゴールをした時に完走の喜びよりも人の優しさに感動をしました。

ロングディスタンス

日本では佐渡国際、皆生大会、五島長崎国際、宮古島大会の4つがあります。

どれも人気の大会で毎回抽選になっています。

海は綺麗で食事もおいしく前夜祭は現地のおもてなしで凄く盛り上がるのでレース以外の楽しみも沢山あります。

皆生大会は日本のトライアスロン発祥の地ですし、その他も魅力はあるのでトライアスロンをやっている以上どれかには参加を目指したいところですね。

アイアンマン

やはり目指すは最終アイアンマンですね。

レベルが違い過ぎて僕はまだ挑戦しようとも思えないくらいです。

アマチュアも参加していますがハードルが高い分、全体的に出場者のレベルは高めです。

しかしトライアスロンというものは完走者はみな勝者という思いがあるので順位はそこまで気にしなくてもいいかもしれません。

そして一番の目玉はハワイのコナ島で行われる世界選手権があります。

このレースの優勝者が世界で一番の称号が与えられます。

街全体がお祭りムードでどこへ行っても出場者は引っ張りだこでちょっとした有名人気分が味わえる大会です。

まとめ

トライアスロンという競技は過酷ではありますが、最も人や思いやりを大切にするスポーツかもしれません。

個人競技なのでレース中は常に一人ですが、まわりを見れば応援してくれる人やボランティアで協力をしてくれている人、思いやりを持った人ばかりです。

短い距離からアイアンマンという長距離のレースと沢山ありますが、順位なんて関係なく完走した人は全員勝者になれます。

リタイアをしても、途中で諦める事が出来る勇気は立派だと思います。

そして悔しかった思いをした人は必ず翌年に戻ってきます。

そんなドラマのつまった熱いレースに皆さんも参加をしてみてはいかがでしょうか。

2020年はオリンピックも控えているので是非トライアスロンのレースでは日本代表が活躍してくれるといいですね。