新しい事を始めると気になる事は沢山出てくると思います。
ロードバイクと必要なアイテムを揃えたら、次はツーリングの予定を立てたくなってきますよね。
そんな中で一体自分はどれくらい走れるのかという疑問が出てくるのではないでしょうか。
コッソリ練習するにも一人だと不安だし、仲間と行くにしても予定の距離を走れるかも分からない。
そんなロードバイク初心者の方の為に走行距離の目安やロングライドへのステップアップの順序を紹介していきます。
僕は最初ただ闇雲に練習をしていましたがモチベーションが続かなくなってしまったので、目安を把握する事は大切だと思いました。
初心者の壁
第一の壁(気持ち)
僕もそうだったのですが、ロードバイクは誰でも30km/hとか40km/hのスピードが楽々出ちゃうようなすごい自転車だと思っていますがそんな事はありません。
いくらいい自転車でも動力は自分の足なので最初はママチャリより少し早いくらいです。
頑張れば早く走れても、太ももの疲れや息切れというダメージで、理想のイメージと現実とのギャップに落ち込みます。
この淡い期待が結構大きなショックに変わり、一番最初に出くわす壁かもしれません。
第二の壁(体)
現代人であれば、自転車の使い方なんて家から駅までとか通勤、買い物にちょっとそこまでと言った、乗っても15分くらいではないでしょうか。
それ以上になると車や電車を使ってしまうと思います。
平坦なコースを走行するとロードバイクだと普通に乗っても20km/hは出るので1時間で20kmは進む事が出来ます。
20kmという距離だと無理なくクリアは出来るのですが、1時間も自転車に乗った事がない方は足の付け根が擦れて痛くなってしまいます。
特にロードバイクはサドルが固く、パット入りの専用スパッツを履いても徐々に痛みは出てきてしまいます。
まずは心肺機能や足の疲れよりも足の付け根の擦れの痛みに慣れる事が必要になってきます。
一番最初の気持ちの壁を超えると、次の超えなくてはならない壁が「20km」になります。
ちなみにですが20kmという距離を目指すにあたりサイクルコンピューターは準備をした方がいいです。
多機能、高性能なサイクルコンピューターは数万円しますが、今の段階ではそこまで必要ではないので走行距離とスピードが表示される製品で十分です。
3,000円~5,000円くらいで販売されています。
ロードバイク初心者に適切な走行距離
片道30分走って往復で20kmを行って帰ってこれれば、次は50kmを目指してください。
ここの壁をクリアできれば、全くの初心者は卒業です。
中級者への道のりはまだまだですが。。。
速度は20km/hでもいいのですが、50km走ろうと思うと2.5時間かかってしまいます。
2時間以上走る場合は補給食を取った方がいいので、チョコ等を携帯する事を考える必要が出てきます。
よっぽど田舎でなければコンビニがあるので現地調達でも大丈夫ですね。
この距離くらいから太ももとや背中に負荷がかかってき始めます。
人によっては少ししんどいかもしれないので安全を重視して挑戦してください。
僕も最初不安でしたが、意外と平気だったので恐れず挑戦する事が大事だと感じました。
中級者へ仲間入りする為には?脱初心者!
ここから距離が一気に伸びます。
100kmです。
100km走るって結構大変です。
今までとは比べようのないレベルで疲れが出てきます。
使っている足の筋肉だけでなく、同じ姿勢で自転車に乗っているので腰や背中、腕、首が疲れてきます。
ほとんどの人が同じ事を言うのですがですが90kmくらいまでは意外と大丈夫なんです。
90km超えた辺りで、ちょっとした坂でも出てきた時にはガクッと足に疲れがきて急に重くなり体力の限界を感じはじめます。
100kmを目指す時には補給食をジェルで5個は持ち、足つり予防になるサプリメントを携帯する事をおススメします。
コンビニや公園があればこまめに休憩をしてストレッチをしていけば一回目でも完走する事は可能です。
この距離を目指すところからは、ペダルと靴がくっつくビンディングシューズという物を履いた方がいいですね。
ビンディングシューズを履くと踏み込みを軽くし、引き上げる事によって太ももの前の筋肉を使わずに漕げるので足への負担はかなり減らす事が出来ます。
僕はビンディングシューズを履いて慣れた時に驚く程楽に漕げたので最初から準備をしておけばよかったと思いました。
目的の距離を達成する為に
ただ闇雲に走るのでは20kmの距離でも大変かもしれません。
距離を走る事を目的にするのではなく、目的地に向かう事を目的にしその中でその距離を走ったくらいに考える方が気楽に挑戦出来るかと思います。
目的が観光地だったりおいしいスイーツのお店や気になる自転車ショップでも、何でもかまいません。
そして100km走れると「○○一周」というものに挑戦が出来るので、琵琶湖だったり知多半島、淡路島を回るという事を楽しみに少しづつ挑戦していくのもいいかもしれませんね。
僕は楽しみを持って自転車に乗る事が大切だと思います。
あと一緒に走ってくれる仲間がいる事ほど心強い事はありません。
一人では諦めてしまう事も仲間とだったら達成できる事もあるので仲間と走る事もおススメします。
今回は、ロードバイク初心者の走行距離と距離の伸ばし方について解説しました。
ぜひ皆さん挑戦してみてください。